業務改善のスタート地点

業務改善のスタート地点は、紙やITを利用して「頭の外で考える」ことです。なんだか当たり前のことのように感じるかもしれませんが、このことは案外意識されていません。人は、わざわざ紙に書いて頭の外で考えるより、無意識に頭の中にある記憶や経験だけで、物事を手早く処理しようとすることが多いのです。しかし、頭の外に保管した情報や知識をうまく活用する仕組み(ITやマニュアル)を作り、頭の中の記憶や経験と融合させることで、業務を大きく効率化することが出来ます。

そして、業務改善においては「頭の外で考える」という意識をしっかりと持つことが、重要だと考えています。「頭の外で考える」ということをしっかりと意識せずに業務改善に取り組んでも、ついつい頭の中だけで考えてしまい、ITやマニュアルの効果が薄くなってしまうと考えられます。

また、ITで複雑なことにいきなり取り組むのではなく、まずは紙とペンで限りなくシンプルなことから始めることが重要で効果が高いと考えています。

業務改善の目標地点

業務プロセスを頭の外に出して図解化することで、徐々に業務の全体像が可視化されていきます。そうすると、重複している部分、省略できる手順など様々な改善点が見えてきます。また、その図解を基にIT化が可能な部分などを検討することが出来ます。このように「紙とペン → IT化、マニュアル化」を徐々に進めていくことで、全体の業務効率の改善を目指します。

ここでは業務改善についての詳細を全て書き出すことは出来ませんが、「頭の外で考える」ということをわかりやすくイメージし、業務改善の入り口となるようなマンガを作成しました。下記の三つのマンガをご覧ください。

①マンガでわかる論理的思考(図解化)

②マンガでわかる知識管理(マニュアルの作成、運用、管理)

③マンガでわかるタスク管理